ひっさびさに心に響いたファッション広告、「ジル サンダー」

まずはご覧いただきましょう。
「ジル サンダー 2019-20年 秋冬」
のキャンペーン写真シリーズを!
とその前に、予備知識をちょっと。
ブランドは現在ルーシー&ルーク・メイヤー夫妻がディレクションしている、ドイツ生まれのモード。
“品性”と“知性” がアイデンティティともいえるストイックなテイストです。
写真のロケーションは、イギリス北部のスコットランド。
ケルト民族の土地柄ですね。
ケルト音楽を思い浮かべつつ、写真を眺めてもいいかもしれません。
「そんな音楽知らない」、ですって?
いえいえきっとご存知ですよ、「無印良品」の店内にいつも流れてますから。
あれがケルト音楽です。

https://www.pen-online.jp/creator/fashion/jil-sander-19-aw/1

ということでジルサンダーのキャンペーン写真がケルト民族の土地を舞台に撮影されたという内容みたいですね。ケルト音楽は記事では無印良品の店内で流れていそうな音楽として紹介されておりますが、定義づけとなると「ケルト地域から表現される音楽」ということになるでしょうか。アイルランド、スコットランドとかウェールズとかのブリテン諸島らへんの、民族要素を含みまくった音楽ですね。とりわけ特徴的なのが笛でしょうか。ハープやバグパイプが代表的な楽器として知られております。バグパイプっていうのは見たことがある人ならばすぐに思い出せるのかもしれません。袋を吹いて音を出す、音管という管が複数本あって上に伸びているあれですね。演奏している人がああヨーロッパの伝統的な服装だなあと思うような格好なので、そこも印象に残っていることも多いでしょう。音を切って次々と音を移っていくのが難しいらしいですね。バグパイプはかつては広く用いられていましたが、現在は主にケルト音楽に使われていることが多いそうです。ケルト音楽はどこか田舎っぽさを感じさせる懐かしい音色。土着とか地域に根ざしたとか、そういう語句が頭に浮かんできそうですがやはり土の香りや森の景色が根底にあるのは間違いなさそうに思います。ゲームでも中世が舞台になっているRPGなどではこうしたケルト音楽風の楽曲がBGMとして使われることがしばしばあります。ケルト音楽で使われる弦楽器ではフィドルというのがあります。読みはフィド↑ルですね。フィド↓ルではないみたいです。バイオリンとの違いは何だろうと思ったのですが、専門家によると特にないみたいですね。アイルランド系とかスコットランド系の音楽をやるときにはフィドルと呼ばれたりするそうです。ヨーロッパの民族音楽を多く取り入れている音楽ジャンルは何かと考えますと、個人的には真っ先に思い浮かぶのがやはりメタルです。なんでかというとヨーロッパのバンドが多いからですね。知ってました?アメリカや日本にもメタルバンドはもちろん存在していますけれど、とりわけヨーロッパには多いんです。しかもイギリス、イタリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、チェコ、ドイツ、ノルウェー 、ハンガリー、フィンランド、フランスなど、非常に多くの国がバンドを輩出しています。それではこのケルト音楽を取り入れてきているバンドの楽曲というのはどのようなものがあるのでしょうか。今回は少しご紹介してみたいと思います。Thy Majestieというシンフォニックメタルバンドがあります。シンフォニックメタルというのはメタルの1ジャンルであり、オーケストラやクワイア(合唱隊、あるいは合唱そのものをさすことも)を多く取り入れてきています。代表的なバンドはRhapsody Of FireやDARK MOOR、Fairylandなどです。Thy Majestieはイタリアのバンドで、彼らのHastings 1066 というアルバムに収録されている「THE SIGHT OF TELHAM HILL」。これです。この曲のイントロがまさにケルト音楽っぽいのです。穏やかな笛の音色から始まってドカンと激しい演奏になる曲なのですが、イントロの笛がメインの箇所の美しさは溜まらないですね。まさに癒やしです。何で演奏しているのかはよくわかりませんが。YouTubeにライブ映像があるんですけれど笛の箇所は多分録音を流しているんだろうと思われました。日本でもこうした要素を取り入れてきているバンドがあります。それがビジュアル家メタルバンドとして2000年頃に人気を博したRaphael。中心人物のギター華月の死去に伴い活動停止、その後は元メンバーが捕まったり復活したりと紆余曲折ありました。彼らの代表曲である「秋風の狂詩曲」。ストリングスとアコースティックギターが中心ですが、中世ヨーロッパを思わせるような穏やかかつ叙情的なそのサウンドが聴く人を魅了しました。タイトル通り秋、さらに森を思わせるような楽曲です。